途中テレビの功罪を論じているなかに、NHKが放送した「セサミストリート」に対する問題点が紹介されていて、ちょっと考えさせられた。
「セサミストリート」は元来、低所得者層の非白人系の児童を主な視聴対象と想定し、小学校就学までに、アルファベットと数字を覚えさせることを番組制作の目的とした教育番組であり1969年に始まった。教育熱心でない親のもとで育てられた子どもたちにも番組への関心を持続させるために、制作にあたっては、教育工学者や心理学者だけでなくCMプランナーの意見も参照している。その結果、早い場面転換、極端に短い間、高頻度で駆使されるズームや左右動、めまぐるしい音量変化などの技法が駆使された。
夫婦で学習塾と音楽塾を開いていた知人が、一人息子に子守り代わりとして幼い頃からビデオのセサミストリートを見せていた。その子を一時預かったカミさんの話では、クリスマスの頃エレベーターの天井を飾った電飾ランプを見て彼は一言「sky!」ときれいな発音で叫んだという。「yes」は10通りもの言い分けができたらしい。成長してあの子はどうなっただろう。
(via the-whoooooooo)